1、パーツ選び編「GeForce GTX1060を4枚でリグを構成する」
マイニングリグに必要なパーツを揃える。
今回のパーツ選びのポイント
- マイニングに「さほど影響を与えないパーツ」は消費電力が少ないものを選ぶ
- マイニングの「カギを握る重要なパーツ」は高性能なものを選ぶ
- 費用を25万前後に抑えるために「若干型が古いビデオカード4枚」で運用する
- ビデオカード自体に供給する「補助電源」を考慮して電源ユニットを選択する
- amazon以外にもドスパラやTSUKUMOといったPCショップも併用する
選択したパーツ名のあとに、その根拠を記述。まずは、基本となるマザーボードから。
マザーボード
ASRock Intel H110 チップセット搭載 ATX マザーボード H110 PRO BTC+
- ビデオカードを接続するPCI-Eスロットが多く搭載されていること
- 予めマイニング用に設計されていること
[asin:B073BX57M1:detail]
他の候補
BIOSTAR LGA 1151 プロセッサ対応 Intel B250 チップセット搭載 ATXマザーボード TB250-BTC
次は、マイニングにさほど影響を与えないパーツ。消費電力が低いことを優先して選択する。
CPU
Intel CPU Celeron G3930 2.9GHz
- CPUの性能は不問なので消費電力が低いこと
- マザーボードに対応したソケット(LGA1151)であること
- 第8世代のCPU(Coffee Lake)でないこと
インテル Intel CPU Celeron G3930 2.9GHz 2Mキャッシュ 2コア/2スレッド LGA1151 BX80677G3930 【BOX】【日本正規流通品】
- 発売日: 2017/01/06
- メディア: Personal Computers
Intel CPU Celeron G3900 2.8GHz
メモリ
シリコンパワー デスクトップPC用メモリ DDR4-2400(PC4-19200) 8GB
- マイニングにおいて4GBあれば十分なのでそれ以上であること
- マザーボードに対応した規格(DDR4 SDRAM)であること
- 4枚のビデオカードに4GBでは若干不安という心理的な理由で8GBを選んだ
シリコンパワー デスクトップPC用メモリ DDR4-2400(PC4-19200) 8GB×1枚 288Pin 1.2V CL17 永久保証 SP008GBLFU240B02
- 発売日: 2017/03/30
- メディア: Personal Computers
シリコンパワー デスクトップPC用メモリ DDR4-2133(PC4-17000) 4GB×1枚
ハードディスク
SanDisk 内蔵SSD 2.5インチ 120GB
- 熱の問題でHDDではなくSSDを選ぶこと
- Windowsがインストールできるだけの容量があれば十分なこと
SanDisk 内蔵SSD 2.5インチ / 120GB / SSD PLUS / SATA3.0 / 3年保証 / SDSSDA-120G-J27
- 発売日: 2017/12/15
- メディア: Personal Computers
リグフレーム
Project-M グラフィックボード最大8台搭載可能 マイニング用フレーム
- ビデオカードが8枚まで搭載可能なこと
Project-M グラフィックボード最大8台搭載可能 マイニング用フレーム PM-MINING-F(ver2)
- 発売日: 2017/12/22
- メディア: Personal Computers
その他 RIG-V6|TSUKUMO公式通販サイト
OS
Windows10 Home 64bit
- Windows7はビデオカードを4枚までしか認識できないのでWindows10を選ぶこと
- マイニングにおいてProにする理由はないのでHomeを選んだ
- 32bit版は様々な制限によりマイニングに適さないので64bit版にすること
【Amazon.co.jp限定】 Microsoft Windows10 Home 64bit 日本語版|DSP版 バッファローLANボード LGY-PCI-TXD 付属
- 発売日: 2015/08/01
- メディア: DVD-ROM
ここから、カギを握る重要なパーツ。特にビデオカードは、マイニング性能を左右する最重要パーツなのできちんと調査して、その上で使える費用と相談して落としどころを見つける。
ビデオカード
GeForce GTX1060搭載ビデオカード メモリ6GB 4枚
- RadeonのRX系とGeforceのGTX系が主流だが今回はGTX系を選んだ
- 本当なら「1080ti」シリーズにしたいが費用的な制約で「1060(6GB)」を選んだ
ASUSTek NVIDIA GeForce GTX1060搭載ビデオカード メモリ6GB TURBO-GTX1060-6G
- メディア: Personal Computers
ASUS NVIDIA GeForce GTX1070搭載ビデオカード
ASUS Turboシリーズ NVIDIA GeForce GTX1080TI搭載ビデオカード
電源ユニット
Corsair HX1000i 80PLUS PLATINUM 1000W
- 必ず「80PLUS」という規格のものを選ぶこと
- 最低でも「80PLUS GOLD」、できたら「80PLUS PLATINUM」を選ぶこと
- ビデオカードの消費電力(枚数分)を十分に満たすワット数があること
- ビデオカードの補助電源用(枚数分)の電源差込み口も確保できること
- ビデオカードとライザーカードに対して「タコ足配線・変換ケーブル・SATA用電源ケーブル」を使用しない前提で選ぶこと
ライザーカード
手持ちで賄える必要なパーツ
DVDドライブ
- Windows10及びビデオカードのドライバをインストールするときに使用する
- それらが済んだらDVDドライブは不要なので取り外す
Asus Windows10対応 M-DISC対応 最大24倍速書込 SATA接続 DVD/CDライティングソフト付き DRW-24D5MT
- 発売日: 2015/12/11
- メディア: Personal Computers
シリアルATAケーブル 2本
- SSDとDVDドライブをマザーボードと繋ぐために使用する
Cable Matters SATA ケーブル Sata3 ケーブル SSD ケーブル 3本セット ストレート型 6 Gbps対応 SSDとHDD増設 45cm
- メディア: Personal Computers
ドライバー工具
- リグフレームの組み立てなどで使用する
ベッセル(VESSEL) ドライバーセット ファミドラ8 TD-800
- メディア: Tools & Hardware
最後は、あると便利なもの。今回、PC電源スイッチ以外は用意した。
あると便利なもの
予備の電源ユニット用ケーブル
- ライザーカード及びビデオカード(補助電源)にも電力供給する必要があるので予備として
- タコ足配線なしでビデオカード4枚の場合、電源ユニットに付属されているケーブルだけでは足りなかった
- 結果をいうとペリフェラル(4pin)用のケーブル2本が必要だった
PC電源スイッチ
- 「H110 PRO BTC+」はマザーボード上に電源スイッチがあるので無くても大丈夫
BabbleCom PCマザーボード用 スイッチ & LED 【ケーブル長 65cm】
- メディア: エレクトロニクス
ワットモニター
- 消費電力をリアルタイムでモニターできる
サンワサプライ ワットモニター 消費電力(W)・積算電力量(kWh)・積算時間(Hour)・積算電力料金(円)・CO2排出量(kg)測定可能 TAP-TST8N
- 発売日: 2016/09/01
- メディア: Personal Computers
ナイロン結束バンド
- ケーブル類をまとめる
- マザーボードの付属品に若干数同封されてあったが予備として
TRUSCO ナイロン結束バンド(耐候性タイプ) 2.5×99 100本入 TRJ100B
- メディア: Tools & Hardware
最後の確認
購入したパーツに漏れがないか確認する。
パーツが揃ったら、マイニングリグの組み立てに進む。